エクストリームシリーズ 2005 第1戦 那珂大会
開催日:2005年04月15日
那珂大会レース報告
4月16日(土)朝、那珂川流域はすっきりしない天気ではあった。参加者は早朝から、オートキャンプ那珂川ステーションにMTBを置き、スタート地点のひのきやに続々とやって来た。MTBを置く作業があってから、予定の時刻になっても、何チームかはスタート地点に現れず、20分遅れで開会式兼ブリーフィングが始まった。烏山町長のあいさつに続き、烏山町観光協会長のあいさつ、ブリーフィングと続き、スタートは10時となった。
参加者はスタートラインに並び、烏山町長の号令の下、レースがスタートした。最初の種目は、3チームが合同で乗る10人乗りのボート、Eボート。受付時に色分けされたくじを引いており、その色のついたボートに向かって走っていった。8つのボートが、一斉に清流那珂川に飛び出していった。ここでは、ライバルのチームも力を合わせないと進まない。穏やかな水面ではあるが、所々に堰もある。最初のチェックポイント(以下CP)の下野大橋には、各ボート共に40分ぐらいで到着。
CP4までは、1人がカヤック、他2人が川沿いを並走するセクション。川を横切り、川沿いの岩場を走り、途中の2箇所のCPをクリアし、CP4のある川堀の川原に向かった。県道を行って、CP4から戻ったチームも見受けられたが。CP4では、チームチャレンジが待ち受けていた。チームチャレンジとは、メンバーが力を合わせて行なうゲームのこと。川の中にある数字を探し、そこに記載されたひらがなの文字を川原の石で作成するというもの。後半のチームは川の中にある数字が流されたりしたらしく、主催者側としては申し訳ありませんでした。
ここからはトレッキング。CP5は棚田や竹やぶの中の、滝(水が少なかったので細くなっていましたが)のふもとに、竹やぶや川沿いを抜けると、CP6が現れ、ロープで登ると、舗装道に遭遇。ここで何チームがロストし、CP4に戻るチーム、とんでもない山に向かって行くチームなどなど。CP7の鎌倉山の山頂にトップで到着したのは、スリーアミーゴス。10分遅れでちゃりんこCherryと続く。CP8までのトレッキングの後は、再びカヤック。しかしこのセクションは、チームによって好きなカヤックを選べる。シングル、タンデム、カナディアンとチームによって選択はいろいろ。午後2時20分、折り返し地点である、CP9のオートキャンプ那珂川ステーションにスリーアミーゴスが到着。川でちゃりんこCherryを抜いたココペリが2位で折り返した。
最後のセクションはゴールまでのMTB。途中、和の道と呼ばれる、桜並木の坂を上る。雨も少しちらついたが、ちょうど桜は満開。ただし、桜を見る余裕もなく坂を上がっていたチームもちらほら。最後のポイントCP11にカードを投函し、目指すはゴールのみ。午後4時20分。地元烏山町の方々の温かい声援のもと、トップのスリーアミーゴスが帰ってきた。続いてココペリ、うだまる、チームスケルツォ、ちゃりんこCherryとゴールしていった。その後1時間ぐらい間が開いたが、CP9でショートカットを言われたチームなども戻ってきた。しかし半分以上のチームが暗くなってもゴールできていない。ゴールでは暗闇に3つの明かりが見えると、盛り上がっていった。地元の方々が作ったトン汁も最高においしいとのこと。表彰式の予定の時間になっても数チーム見当たらず、30分ずらすことに。表彰式開始直前に、6チームがゴールした。最後のチームアミスタもぎりぎり間に合ってゴールした。
表彰式は、ひのきやのバンケットルームで行なわれ、エクストリームシリーズ那珂大会の幕が閉じた。
今回、参加者の皆様には、時間が遅れ遅れになってしまったりと、いろいろとご迷惑をおかけしました。次回の湯河原大会では少しでも改善できるようにしていきたいと思います。またのご参加をお待ちしております。
我部 乱
協力:烏山町、烏山町観光協会、栃木カヤックセンター、那珂川連邦共和国、オートキャンプ那珂川ステーション、落石観光やなひのきや、NPO法人地域交流センター
協賛:株式会社モンベル、株式会社コロンビアスポーツウェアジャパン、麒麟麦酒株式会社栃木工場