エクストリームシリーズ 2005 第3戦 奥多摩大会
開催日:2005年07月02日
奥多摩大会レース報告
レース当日の朝は、曇りがちであった。今大会は、エクストリームシリーズの中でも、最も多い参加者が集まった。総チーム数、55チーム。合計165名の参加者が、続々とスタート会場である氷川キャンプ場に集まってきた。受付を済ませた参加者は、参加者同士で話したり、MTBのメンテナンスをしたり、レースの作戦を練ったりと様々だ。若干遅れたチームがあったので、10分遅れて、ブリーフィングが始まった。奥多摩観光協会長のあいさつに始まり、消防署からの安全面での注意。そして、今回ははじめての方も多いということもあり、ブリーフィングを細かく行なったあと、チーム紹介に移った。自慢の筋肉を披露するチーム、芸でまわりを楽しませるチームなど様々であった。一通り終わって地図が配られ、いよいよレースのテンションは高まっていった。
10時ちょうどに、スタート。選手は一斉に、氷川キャンプ場を出て行った。奥多摩むかし道に入り、奥多摩湖までつながっているトロッコ道を、ほとんどの選手たちは走っていった。トンネルの中のCP1を見逃し、もどっているチームも多数見かけたが。尾根沿いの道を駆け上り、山の上のCP4を通過し、氷川キャンプ場には、1時間強で、Amigo&Tarzan、Team Over the PEAK Columbiaが戻ってきた。なお、CP1にたどりつく前に、チームメンバー同士が離れ、リタイアになったチームもいたが。氷川キャンプ場でのチームチャレンジは、すいか割り。かなりのチームが一気に押し寄せ、ごちゃごちゃになって申し訳ありませんでした。
チームチャレンジを終えたチームは、カヤックのセクション白丸湖へと向かった。白丸湖は、多摩川をせき止めたダム湖で、国道沿いにあるとは思えないほど山に囲まれた静かな湖です。この湖で1名が漕いでいる間に、2名がMTBを所定の場所へ担ぎ上げる。カヤックもリレー方式なので、交代交代に漕いで行き、その中で指示されたクイズ等をこなしていった。が、ただ、セクションの内容が複雑だったのに加え、ポストが違ったりして、多くの参加者の方に、ご迷惑をおかけしたり、予想以上に待たせてしまったりして、申し訳ありませんでした。結局、このセクションが1番目のショートカットポイントでしたが、51チームが通過し、再びMTBで御岳山へと向かっていった。
御岳山頂上へのMTBは、厳しい道だった。CP13の参道入口から、ほとんどのチームがMTBを担ぎ上げて、登っていった。今大会の最大の山場であるCP13~14は、速いチームでも1時間20分かかるほど難所ではあった。ここでリタイヤするチームも続出。5:00のCP14のチームチャレンジに間に合ったチームは、わずか22チームにとどまった。チームチャレンジは、御岳山周辺のオリエンテーリング。疲労困憊の中、御嶽神社まで登り、各ポイントをまわっていった。最後のMTBは、下りのシングルトラック。ところどころに岩場もある道だが、明るい時間帯なら、景色も最高で、快適に下っていった。4:19。トップのTeam Over the PEAK Columbia、とれとれ東龍門と続いてゴールした。後半のチームは暗い中でのMTBのくだりになった。中には、蛍の一群に遭遇したりと、東京都なのに自然があふれる一面も垣間見れた。
表彰式は、ビジターセンター駐車場にて行なわれ、参加者は、疲れている中でも充実した表情をしているように思えた。表彰式終了後、御岳まで上った最終チーム、チョメチョメ軍、そして最終チームひらめ筋女子がゴールテープを切り、歓喜の渦にもまれていた。
これで、エクストリームシリーズも3戦が終わり、いよいよ最終戦は、9月の奥大井大会。シリーズの優勝争いは、200ポイント以上の9チームに絞られたように思われます。優勝して、四国大会への出場権を手に入れるのはどのチームか。皆勤賞のチームにも、何かあるかもしれませんよ。
我部 乱
協力:奥多摩観光協会、奥多摩町、御岳山観光協会、みたけカヌー教室、氷川キャンプ場、KFCトライアスロンクラブ、青梅トライアスロン協会、奥多摩カヌークラブ
協賛:株式会社モンベル、株式会社コロンビアスポーツウェアジャパン