アドベンチャーレース主催、アウトドアイベント企画、オリエンテーリング立案
ロゴ
主催イベント

エクストリームシリーズ 2005 第2戦 湯河原大会

開催日:2005年06月04日

湯河原大会レース報告

雨がいつ降ってもおかしくない、肌寒い朝だった。湯河原総合運動公園(ゆめ公園)の駐車場には、続々と参加者が集まってきた。今回の参加チームは34チーム。前回に比べると、1.5倍以上に増えた計算だ。主催者としては、非常にありがたいことです。参加者は、受付を済ませ、持ち物のチェックを行い、9時過ぎにブリーフィングが始まった。今回の最初の種目は、チームチャレンジ。但し、この時点で何をやるのかはわからない。一通りの説明の後、チームごとに自己紹介をやったので、なんとなく親近感が沸いたのではないか。いつどこで、助けられるかもしれないので。地図と指示書を渡され、いよいよスタート。チームチャレンジは、なんとグランドで行なう、湯河原にちなんだバラマキクイズだった。

写真撮影後、一斉にスタートした。100m先に散らばっている、クイズを拾いに、参加者は走っていった。ダッシュする人やマイペースで走る人、様々だ。中には、はずれと書かれたものもあり、何度も何度も往復する参加者もちらほら。順調なチームは、3人があっという間に正解し、マウンテンバイクへと向かっていった。最後のチームは、なんと5往復もしたとか。正解したときには、まるでレースのゴールのときのような喜びよう。全てのチームが、マウンテンバイクで、山へと向かっていった。

湯河原は、海から山までの距離が非常に近い。その分、上り坂はかなりの急坂。ほとんどのチームが押していた。上れば上るほど霧も濃く、視界も悪い。ちょうどこの時期、さつきの郷でさつき祭りが開催されていた。ピンクのきれいな花を見る余裕があっただろうか。登山道に入り、足場が悪い中、急な道を下り、進んでいった。戻るチームや、迷うチームもいた。CP4の幕山公園には、スタートして2時間後に、那珂大会の覇者スリーアミーゴスがやってきた。その後にも続々と続く。次のトレッキングの前に、幕岩のポイントや、川沿いのポイントを抜け、山に入っていった。どのチームにも、CP8がネックだったようだ。ある山の手前にある、CPだが、入り方が2通りあり、迷っているチームもかなりあった。しかも霧の為視界も悪い。CP9へ最初に戻ってきたのは、Team Tarzanだった。約10分遅れて、マンダム-K。ここで順位の変動がかなりあった。最初の方のチームでも3時間、後半のチームでは4時間以上迷い続けるチームもあった。ちょっと、難しかったかな。トレッキングが終わると、海岸へ。

CP10のチームチャレンジは、足場の悪い浜辺での3人4脚。はじめは戸惑うチームもあったが、さすがチームスポーツ。すぐに慣れて、快調に走っていくチームがほとんど。その後は、湯河原海岸クリーン大作戦と称して、ゴミ拾いゲーム。皆さんには、ポイント以上のゴミを拾っていただき感謝しております。最後の市街地でのオリエンテーリングは、意外にも迷うチームが多かった。方位と距離で、チェックポイントを推測し、市街地にある場所のCPを探すというもの、公園と滝にCPはあるのだが、いくつモノ公園を渡り歩いたチームもいた。そして、全てのCPを通過すると、最後の急坂を登ればゴール。最初に戻ってきたのは、Team Tarzan。2人でのゴールだったが、本当に速かった。続いて、マンダム-Kがゴールした。この2チームがダントツの速さで、3位のスリーアミーゴスは1時間後。次々と各チームがゴールゲートをくぐっていった。CP10、4時に間に合ったチームは18チーム。残念ながら、残りの16チームは、ショートカットという選択になってしまった。この悔しさを、是非次回の大会で、晴らして欲しい。CP8に捜索されかけた、4チームもゴールにやってきた。全てのチームがリタイヤすることなく、ゴールにたどりついたことになる。

表彰式は、せっかく来た、湯河原の温泉に入って、嵯峨沢の湯で行なわれた。ちょっと狭くて申し訳なかったです。これで、シリーズ戦もあと2戦。奥多摩、奥大井でお待ちしております。ありがとうございました。

我部 乱


協力:湯河原町湯河原温泉観光協会
協賛:株式会社モンベル株式会社コロンビアスポーツウェアジャパン